研究課題/領域番号 |
17570197
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
金澤 英作 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70050648)
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研究分担者 |
佐竹 隆 日本大学, 松戸歯学部, 助教授 (50130513)
佐々木 佳世子 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (80190114)
五十嵐 由里子 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (60277473)
松野 昌展 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (10297848)
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キーワード | 中国少数民族 / 歯科人類学 / 口腔印象 / 東アジア / 歯の形態学 |
研究概要 |
本年は初年度に当たり、追加採択のため十分な研究期間をとることができなかったが、12月から1月にかけて、研究協力者である雲南文物考古研究所の吉学平氏が雲南省麻栗披県の苗族と揺族の現地調査を行った。今回は地元関係者への挨拶、調査目的説明、被験者への研究の説明と現地宿泊、交通などの調査を行った。来年度に行う本調査の予備資料として被験者リストを作成し、各民族の基本生体計測データを集めた。この調査には現地関係者も数人参加して吉氏の補助を行っている。 2月には日本から代表者が調査に出かけ、布朗族と基諾族の調査を行った。来年度に行う本調査のための予備調査で、初めに雲南大学で社会人類学教授・馬京氏と会談し、今後の調査協力を取り付けることができた。次いで吉学平氏と共に西双版納県景洪市の現地教育委員会の役員と会談し、研究の説明などを行った。さらに来年度の調査予定地である景洪市西方の布朗族自治村へ出かけ、最近建設された布朗族博物館を見学し、村の概要を知るとともに村落の見学を行った。また、景洪市東方には基諾族の保護区があり、ここでも村落の見学を行い、来年の調査の約束を取り付けた。 本年度は被験者の実測や口腔印象の採取はできなかったが、来年度の本調査へ向けての準備は滞りなくできた。予算は調査旅費として80万円、消耗品費30万円、謝金等20万円を計上したがほぼその枠に沿った支出ができた。消耗品費については歯科材料が多く含まれている。
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