研究概要 |
1.Du1とその関連遺伝子との相互作用 Du1と相互作用する候補タンパク質として、OsPrp4A,OsPrp4B,U5-52k,OsPrp31A,OsPrp31BのcDNAをクローニングし、Yeast-two hybrid法用のBaitベクターに導入した。Prey側には野生型Du1および変異型du1、さらにDu1のファミリー遺伝子であるPrp1Bを用いた。現在、Yeast-two hybridを行っており、結果の再現性を確認中である。 2.du3変異体の影響 du3変異体において、アミロース含有量、Waxy mRNA量およびタンパク質量を測定した。その結果、Waxy mRNAが低下していることが判明した。 3.Du3とその関連遺伝子との相互作用 Yeast-two hybrid法を用いて、CBP80およびhnRNP Fとの相互作用を見ようとしている。現在、コンストラクトが完成し、これから解析をはじめる段階である。 4.トランジェント法を用いたDu3の機能解析 Du3の発現抑制を行うためのRNAiコンストラクトを作成した。イネのプロトプラストに導入し、内在性のDu3の発現を調べたところ、十分な抑制が確認された。現在、Wx^b-gusレポーター遺伝子に対しての影響を調べている。 5.Du2のマップベースドクローニング 座乗領域が第一染色体の164.1〜169.6cMであることをつきとめた。さらに詳細なマッピングを継続中である。 6.Du4のマップベースドクローニング カサラスと交配を行ったF2種子において変異体の表現型および分離を確認した。今後、マッピングを進めて行く予定である。
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