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2007 年度 実績報告書

栄養繁殖性植物における新規バドナウイルスの探索と迅速診断法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 17580041
研究機関東京農業大学

研究代表者

夏秋 啓子  東京農業大学, 国際食料情報報学部, 教授 (80164482)

キーワードインドネシア / バナナ / Badnavirus / Banana streak virus / endogenous / パイナップル / カランコエ
研究概要

インドネシアでBanana streak disease(BSD)様症状を示す2株の食用バナナについて全長DNAを増幅するlong-PCR法とnested-PCR法を行ってバドナウイルスに特有の配列を検出した後、系統解析を行なった。インドネシアにおいて複数のBadnavirus属ウイルスが発生していることが確認され、一部は、病徴も呈することを示した。沖縄県において栄養繁殖および実生のパイナップルを複数採集し、Badnavirus属ウイルスの検出を行なったところ、実生株でもBadnavirus属ウイルスDNAが検出されたのに対して、Pineapple mealy-bug wilt associated virusと考えられるClosterovirus属ウイルスは検出できなかったため、異なる伝播様式であると考えられた。なお、同属ウイルスによると考えられる病徴は認められなかった。一方、パイナップルに近縁のグズマニアは複数検体でBadnavirus属ウイルスの感染は認められなかったこと。さらに、日本で熱帯産永年性植物を中心にポトス、アメリカキミガヨラン、ハルウコン、ヒメモンステラ、カランコエ、コーヒーノキなどで検出を行いBadnavirus属共通プライマーによるPCR法で陽性反応を得た。ウイルス粒子形成の有無あるいはウイルスの細胞内所在様式は不明であるが、熱帯産永年性植物にBadnavirus属様配列が存在している可能性を示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] The genera Babuvirus and Badnavirus in Asia2007

    • 著者名/発表者名
      Keiko T. Natsuaki and N. Furuya
    • 雑誌名

      The Plant Pathology Journal 23(4)

      ページ: 227-232

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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