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2005 年度 実績報告書

亜熱帯域におけるマメ科植物をカバークロップとして利用した土壌流亡防止に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17580055
研究種目

基盤研究(C)

研究機関琉球大学

研究代表者

鬼頭 誠  琉球大学, 農学部, 主任研究官 (50252797)

研究分担者 南雲 不二男  独立行政法人・国際農林水産業研究センター, 主任研究官 (20399372)
キーワードマメ科植物 / 緑肥 / 耐酸性 / 低リン耐性 / アルミニウム耐性 / 窒素固定 / 根粒菌 / 土壌流亡
研究概要

・耐酸性マメ科植物の検索と耐性メカニズムの解明
熱帯・亜熱帯地域においてカバークロップとして利用可能と考えられるマメ科植物の内、低リン耐性について検索を行い、夏作物の中ではラッカセイとシカクマメが、冬作物ではヘアリーベッチとクリムソンクローバーが有望であることが明らかになった。また、ラッカセイは7品種ほぼすべての品種で低リン耐性が強いことが明らかになった。
・カバークロップの生育量、窒素固定能、各種成分吸収量および被覆状況
夏作物のラッカセイの草型は7品種間で異なり、土壌の被
覆率は千葉43、サウスイーストランナーなどの品種でたかいことが明らかになった。また、冬作物の寒地型牧草として知られているヘアリーベッチは、亜熱帯域の沖縄においても温帯域での生育量に比べて高まること、温帯域における播種時期は10月中となっているが、亜熱帯域の沖縄では10月から1月の幅広い期間に播種することが可能であり、緑肥として施用するに当たってのバイオマス生産量に達するまでの栽培期間も播種後3ヶ月程度と温帯域におけるものに比べて短期間であることがポット栽培試験や圃場の結果から明らかになった。
・カバークロップの土壌流亡軽減効果
ヘアリーベッチは、土壌の被覆率、土壌エロージョン防止能も高いことが、傾斜地圃場を用いたモデル試験の結果から明らかになった。
・沖縄における有良根粒菌の単離と接種効果
酸性からアルカリ性までの土壌が存在する沖縄本島および離島の土壌を採取し、ヘアリーベッチおよびラッカセイの根粒菌の単離を試みている。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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