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1 2004年9月に実施した「JA出資農業生産法人に関する全国アンケート調査」結果を集計し、統計的解析を行うとともに、アンケート調査に付随して実施した貸借対照表・損益計算書の収集成果を踏まえて、法人経営の収益性分析を行った。
2 統計的解析の結果を確認するとともに、より具体的なJA出資農業生産法人の存立構造を把握するため、以下のような法人を対象とした実態調査を実施した。
北海道:コントラクター旭川、グリーンサポート、
山形県:アグリサポートおきたま、ドリームファーム等4法人、
福島県:グリーンファーム、
茨城県:ファーマーズつくば、JAアグリパワー土浦、
岐阜県:援農ぎふ、サポートいび、
滋賀県:グリーンパワー長浜、
兵庫県:ひめのうグリーン、
宮崎県:アグリセンター都城、夢ファームたろぼう。
3 以上の分析を踏まえて、JA出資法人の発展が
第1段階 1992年以前の非認知段階、
第2段階 1993-2000年までの認知段階、
第3段階 2001年以降の羽化段階、に区分された。
また、JA出資法人の経営類型として5つが指摘され、個別農業経営的法人、農作業受託会社的法人、集落経営体的法人、JA現業部門会社的法人、総合農企業的法人と命名された。
その上で、5類型の特質が明らかにされ、JA出資法人の研究に新たな一里塚を築いた。
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