研究課題/領域番号 |
17580206
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
應和 邦昭 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (20194061)
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研究分担者 |
黒瀧 秀久 東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (70178135)
宮本 誠 広島県立大学, 生物資源学部, 教授 (70336915)
寺本 千名夫 専修大学, 北海道短期大学・経済科, 教授 (40258710)
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キーワード | 水 / 河川流域 / 環境保全 / 水利事業 / 地域資源循環システム / 地域間協同 |
研究概要 |
課題に関わる基礎的な知識を得るために、東京農業大学において以下の2回の研究会を設け、共同研究者各自の認識を深めるとともに、共同研究者間の意見交換、さらには役割分担等の確認を行った。 第1回の研究会(6月18日)では、西山未真(千葉大学)氏による「日本におけるオルタナティブな農業運動を考える」、姉歯暁(大妻女子大学)氏の「地場農産物の学校給食現場における活用について」という報告をもとに「地産地消」の問題についての理解を深めた。第2回目の研究会(7月29日)では、古川彰(関西学院大学)氏を招いて、「環境化と流域社会の変容-愛知県矢作川の河川保全運動の事例から-」という報告を受け、河川流域における環境保全運動の展開についての基礎的な知識を得るとともに、地域間での協同に関する問題点について、報告者と意見交換を行った。 以上2回の研究会を通じて得られた情報をもとに、今後の検討課題を整理した結果、平成17年度としては、調査対象地域を訪問し、関係諸機関等から具体的な地域間協同の進め方、問題点等について聞き取り調査を行う必要性があることを確認し、第1回目の調査地点として愛知県矢作川を決定した。 3月22日〜24日にかけて、共同研究者4名は、愛知県安城市、および豊田市を訪問し、明治用水土地改良区、豊田市矢作川研究所、豊田市産業部農政課において聞き取り調査を行い、矢作川流域における環境保全と地域間協同をめぐる現実の動き、問題点を把握した。環境保全運動に関しては、中核となるリーダーの存在が、運動のあり方を大きく左右することが明らかとなった。
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