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2006 年度 実績報告書

水資源利用・維持のための制度・政策に関する経済分析-南インドの事例研究

研究課題

研究課題/領域番号 17580209
研究機関早稲田大学

研究代表者

弦間 正彦  早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (90231729)

キーワード水資源 / 南インド / 制度 / 政策 / 経済分析 / 農業政策
研究概要

本研究では、水資源の使用に関して課題が山積する途上国の農業部門の中でも、さらに水資源の需給関係が逼迫している南インドの農業部門を選び、分析の対象とした。研究目的は、水資源利用・維持するための制度・政策の違いと、農業生産効率性・農業生産性・水資源使用効率性・水資源価格との関係、ため池灌漑と井戸灌漑の関係を、横断的かつ時系列的に比較分析を行うことにより理解し、その結果をもとに政策分析を行い、持続可能な農業発展をとげるための新たな水管理制度の確立と政府の役割に関する包括的な政策的含意の導入を図ることであった。
第2年度にあたる本年度は、初年度で明らかになった調査対象各農家における生産性、規模の経済、技術効率性、資源配分効率性の違いを、政策・制度、社会・経済的背景の違いに関連付けて理解する作業を実施した。また農業政策・制度の効果、管理組織の違いによる生産効率・経営効率の違い、各種水資源の農家レベルにおけるシャドウプライスの計算とその違いが発生する理由を分析・考察した。その上で南インドの農業政策・制度の効果を検証し、政策的含意を導入する作業を実施した。同時に、初年度で収集できなかったデータも補完的に継続して収集し、実証研究の精度を改善させた。さらに、井戸灌漑の経済的価値を、動学的モデルで計算し学術論文として完成し、2007年1月のアメリカ農業経済学会冬季大会で報告した。またこれを加筆修正した論文も同学会の学会誌に掲載されることになっている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] The Stabilization Value of Groundwater and Conjunctive Water Management under Uncertainty2007

    • 著者名/発表者名
      Gemma, Masahiko, Yocov Tsur
    • 雑誌名

      Review of Agricultural Economics

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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