研究課題
基盤研究(C)
成ならびに新生仔F344ラットにおけるBDV感染病態の解析を行い、BDV-CRNP5株がCRP3株に比べて病原性が高いことが示された。成F344ラット脳内のTGF-βファミリーの遺伝子発現を調べたところ、TGF-β1およびインヒビン/アクチビンβΕの発現がウイルス株に関わらず有意に増加し、インヒビン/アクチビンβCが重篤な発症をした感染群においてのみ増加する傾向が認められた。また、TGF-β1受容体であるALK5とTβRII遺伝子もウイルス株に関わらず発現増加していた。宿主に馴化することによるBDVゲノムの変化を調べた。その結果、遺伝子の変化には3パターンが認められた。すなわち1) ラットにおける継代では変化が認められなかったがマウスにおける継代では100%変化した(エンベロープ遺伝子における2遺伝子)、2) ラットにおける継代では10%前後のマイナー集団として変化した遺伝子が維持されるが、マウスにおける継代では100%変化した(L-ポリメラーゼ遺伝子における1遺伝子)、および3) ラットにおける継代では継代数に従い変化した遺伝子がメジャー集団へと置き換わったが、マウスにおける継代では変化は認められなかった(L-ポリメラーゼ遺伝子における1遺伝子)
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Microbes Infection (in press)