研究課題
最近新たに見出されたデヒドロインドリチジンタイプの毒ガエルアルカロイド179および207Eの提出構造の最初のキラル合成を達成した。しかし、合成した化合物は天然物と一致しなかったことから、これら提出構造が誤りであることが判明した。合成した化合物について、ニコチン受容体に対する抑制活性効果を検討したところ、両化合物ともにα7受容体を選択的にブロックした。また毒ガエルアルカロイドと同様のインドリチジン骨格を有するアリから単離されたヒドロキシインドリチジンおよびmonomorine Iのキラル合成にも成功し、前者の絶対配置を確定した。ニコチン受容体抑制活性効果は、ヒドロキシインドリチジンがα4β2受容体を選択的に抑制することも新たに見出した。
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