研究概要 |
1.前年度に搬入してきた実験動物である成獣スンクスの亜種(NAG系,KAT系,KAT-s系,KAT-c系,BK系,SK系,TESS系およびTK系)を用い、膵臓および消化管におけるPP family(ほかNPYとPYY)およびそれらのreceptorsであるY4、Y1およびY2の免疫局在を調べた。これらのFactorsは直腸に集中的に局在することがわかった。スンクスの肥満になりにくい特性との関わりを検討し、その成果を第112回日本解剖学会総会において発表し、更に、英文論文の作成中である。 2.スンクスの腹側膵に相当する右葉膵臓は独立存在していることに,麻酔下で腹側膵を切除し.PPノックアウト実験モデルを作成してきた。それらのSamplesを免疫染色、Western blot、ELISAなどによるPPの再生を解析し、その結果を第112回日本解剖学会総会において発表した。 3.本研究の目的を達成するため、臨床からの膵臓切除標本を用い、膵頭部切除後の膵体尾部におけるPP細胞の再生の確認を行い、予想のとおりの結果を得た。アジア消化器学会(APDW)にて,その結果の一部を報告し、データのまとめ次第に、論文の作成を進め、関連雑誌に投稿する予定である。
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