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2005 年度 実績報告書

性腺刺激ホルモン放出ホルモンサージ発生器の神経回路の証明

研究課題

研究課題/領域番号 17590209
研究機関横浜市立大学

研究代表者

舩橋 利也  横浜市立大学, 医学研究科, 助教授 (70229102)

研究分担者 美津島 大  横浜市立大学, 医学研究科, 講師 (70264603)
高瀬 堅吉  横浜市立大学, 医学部, 助手 (80381474)
榊原 秀也  横浜市立大学, 医学部, 助教授 (60235140)
キーワード性腺刺激ホルモン / エストロジェン / GnRH / 視索前野 / 脳・神経 / pCREB / 鋤鼻器 / サージ発生器
研究概要

1)鼻板培養によるGnRHサージ発生器モデル
胎生13.5日齢のolfactory placodeを4週間回転培養し、50μM-5mMのビククリンを投与して、さらに125-500μgのプロジェステロンを投与し、GnRH分泌を測定した。その結果、ビククリンは容量依存性にGnRHの分泌を増加させ、プロジェステロンはその分泌増加反応を増強した。従って、本モデルは、サージ発生器としての特徴を持っていることが示唆された。
2)急性スライスによるGnRHサージ発生器モデル
発情前期の正午に視索前野の領域を切り出して環流系に移し、バソプレッシンを投与してGnRH分泌を測定した。その結果、GnRH分泌の高まりは観察出来なかった。またGABA分泌にも有意な変化は認められなかった。
3)GT1-1細胞によるGnRHサージ発生器モデル
GT1-1細胞をカバーグラス上に培養し、カルシウムイメージングとGnRH分泌の同時測定を試みた。その結果、GT1-1細胞の3-7分周期のカルシウム変動が観察された。しかし、GnRH分泌にはパルス状のものは認められなかった。現在、エストロジェンを添加して、GnRHの分泌変化とカルシウム変動の同時測定を試みている。
4)雌性ラットを用いたin vivoの実験
発情前期の日の午後6時に致死量のペントバルビタールを静脈内投与し、pCREBおよびGnRHの二重免疫組織化学を行った。その結果、pCREBを発現しているGnRHニューロンの数は約5%で、非発情期第1日のものと差がなかった。しかし、視索前野のpCREB細胞数は、増加する傾向を認めた。現在、GABAニューロンとpCREBの二重染色を行っている。
5)アデノウイルスを用いた実験
現在、ラットGADプロモーターに駆動されるmutant CREB(mCREB)アデノウイルスを構築している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] GnRHの分泌調節因子2006

    • 著者名/発表者名
      舩橋利也, 貴邑冨久子
    • 雑誌名

      日本臨床 (In press)

  • [雑誌論文] 性腺刺激ホルモン分泌の中枢性調節2006

    • 著者名/発表者名
      舩橋利也, 貴邑冨久子
    • 雑誌名

      脳と神経 (In press)

  • [図書] 性腺刺激ホルモンの中枢性分泌調節機序とその性差:脳の性分化2005

    • 著者名/発表者名
      舩橋利也
    • 総ページ数
      11
    • 出版者
      裳華房

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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