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2006 年度 実績報告書

性腺刺激ホルモン放出ホルモンサージ発生器の神経回路の証明

研究課題

研究課題/領域番号 17590209
研究機関横浜市立大学

研究代表者

舩橋 利也  横浜市立大学, 医学研究科, 準教授 (70229102)

研究分担者 美津島 大  横浜市立大学, 医学研究科, 準教授 (70264603)
高瀬 堅吉  横浜市立大学, 医学部, 助手 (80381474)
榊原 秀也  横浜市立大学, 医学部, 準教授 (60235140)
キーワード性腺刺激ホルモン / エストロジェン / GnRH / 視索前野 / アデノウイルス / レンチウイルス / 鋤鼻器 / サージ発生器
研究概要

1)鼻板培養によるGnRHサージ発生器モデル
胎生13.5日齢のolfactory placodeを10日回転培養し、サージ発生器を刺激することがin vivoで知られているcAMPを増加させる分解酵素阻害剤を投与した。その結果、容量依存性にGnRHの分泌を増加させた。従って、本モデルは、サージ発生器としての特徴を持っていることが示唆された。
2)GT1-1細胞によるGnRHサージ発生器モデル
GT1-1細胞をカバーグラス上に培養し、カルシウムイメージングと細胞外電気活動の同時測定を、多点電極皿を用いて、同時測定を試みた。その結果、複数のGT1-1細胞の同期した細胞電気活動と、それらと同期したカルシウム変動が観察された。現在、エストロジェンを添加して、GnRHの分泌変化とカルシウム変動の同時測定を試みている。
3)グルタミン酸ニューロンとLHサージに関するin vivoの実験
グルタミン酸ニューロンのサージ発生器活動における役割を明らかにする目的で、GFP標識欠損型ヘルペスウイルスを用いて、グルタミン酸ニューロンの活動をdominant negativeに抑制する実験を行った。GFPの発現は顕著に認められたが、発現時間が短く数日で発現量が減少した。そこで、より安定して外来遺伝子を発現させる事ができるレンチウイルスで同様の実験を行っている。
4)pCREBとLHサージに関するin vivoの実験
アデノウイルスにCREB発現をdominant negativeに抑制するmCREBを組み込んで、視索前野に投与したところ、Tag標識の発現が少ないことがわかった。そこで、投与後の時間的な変化を調べたところ、2週間程度でピークとなることがわかった。それでも、発現量は少なく、より安定して長期間発現出来るベクターを構築中である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Effects of neonatal testosterone treatment on sex differences in formalin-induced nociceptive behavior in rats2007

    • 著者名/発表者名
      Hagiwara H, Funabashi T, Mitsushima D, Kimura F.
    • 雑誌名

      Neurosci Lett 412(3)

      ページ: 264-267

  • [雑誌論文] Bisphenol A induces transforming growth factor-beta3 mRNA in the preoptic area : a cDNA expression array and Northern blot study2007

    • 著者名/発表者名
      Fukushima A, Funabashi T, Kawaguchi M, Mitsushima D, Kimura F.
    • 雑誌名

      Neurosci Lett 411(1)

      ページ: 81-85

  • [雑誌論文] Sex differences in the basolateral amygdala : the extracellular levels of serotonin and dopamine, and their responses to restraint stress in rats2006

    • 著者名/発表者名
      Mitsushima D, Yamada K, Takase K, Funabashi T, Kimura F.
    • 雑誌名

      Eur J Neurosci 24(11)

      ページ: 3245-3254

  • [雑誌論文] Effects of p-nonylphenol and 4-tert-octylphenol on the anterior pituitary functions in adult ovariectomized rats2006

    • 著者名/発表者名
      Furuta M, Funabashi T, Kawaguchi M, Nakamura TJ, Mitsushima D, Kimura F.
    • 雑誌名

      Neuroendocrinology 84(1)

      ページ: 14-20

  • [雑誌論文] GnRH分泌の調節因子2006

    • 著者名/発表者名
      舩橋利也, 貴邑冨久子
    • 雑誌名

      日本臨床 64

      ページ: 18-23

  • [雑誌論文] 性腺刺激ホルモン分泌の中枢性調節2006

    • 著者名/発表者名
      舩橋利也, 貴邑冨久子
    • 雑誌名

      脳と神経 58

      ページ: 381-389

  • [図書] 菌の性分化 第4.1章視床下部- 下垂体機能の性分化. 4.1.1性腺刺激ホルモンの中枢性分泌調節機序とその性差2006

    • 著者名/発表者名
      舩橋利也
    • 総ページ数
      431(168-179)
    • 出版者
      裳華房

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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