研究課題
基盤研究(C)
1)鼻板培養によるGnRHサージ発生器モデル 胎生13.5日齢のolfactory placodeを10日回転培養し、サージ発生器を刺激することがin vivoで知られているcAMPを増加させる分解酵素阻害剤を投与した。その結果、容量依存性にGnRHの分泌を増加させた。従って、本モデルは、サージ発生器としての特徴を持っていることが示唆された。2)GT1-1細胞によるGnRHサージ発生器モデル GT1-1細胞をカバーグラス上に培養し、カルシウムイメージングと細胞外電気活動の同時測定を、多点電極皿を用いて、同時測定を試みた。その結果、複数のGT1-1細胞の同期した細胞電気活動と、それらと同期したカルシウム変動が観察された。現在、エストロジェンを添加して、GnRH1の分泌変化とカルシウム変動の同時測定を試みている。3)グルタミン酸ニューロンとLHサージに関するin vivoの実験 グルタミン酸ニューロンのサージ発生器活動における役割を明らかにする目的で、レンチウイルスを用いて、グルタミン酸型AMPA受容体のシナプスへの移行を阻止するdominant negativeを視索前野に発現させる実験を行った。その結果、LHサージには影響がなかった。しかし、思春期に発現させると成熟後のLHサージが減弱することが明らかとなった。4)pCREB とLHサージに関するin vivoの実験 アデノウイルスにCREB発現をdominant negativeに抑制するmCREBを組み込んで、視索前野に投与したところ、Tag標識の発現が少ないことがわたった。そこで、投与後の時聞的な変化を調べたところ、2週間程度でピークとなることがわかった。それでも、発現量は少なく、より安定して長期間発現出来るベクターを構築中である。
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