研究課題/領域番号 |
17590265
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
杉本 博之 獨協医科大学, 医学部, 教授 (00235897)
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研究分担者 |
佐藤 元康 獨協医科大学, 医学部, 助教 (20418891)
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キーワード | CTP:Phosahocholine Cytidylyltransferase / ホスファチジルコリン / Ets / CTP:Phosphoethanolamine Cytidylyltransferase / ホスファチジルエタノールアミン / RAW264 / M-CSF / PKC |
研究概要 |
ホスファチジルコリン(PC)合成の律速酵素であるCTP:Phospholine Cytidylyltransferaseα(CTα)のプロモーター解析を行い、CTαの転写活性はSp1およびEtsファミリー転写因子の中でもEts1やEts2により促進され、Netにより抑制されることを見出した。生理学的には、マクロファージRAW264細胞におけるM-CSF刺激によるCTα転写の促進は、活性化されたPKCにより誘導されたEts2によることが示唆された。 新たな研究テーマとしてPCとともに生体膜の主要な構成分子であるホスファチジルエタノールアミン(PE)の合成スピードを調節する機構解析のため、PE合成の律速酵素であるCTP:Phosphcethanolamine Cytidylyltransferase(ET)の転写制御機構に注目し研究を進めた。培養細胞を用いた研究から、 ETの転写は培養条件により増減することが明らかになった。どのような因子によりETの転写が制卸されるのか、その因子の同定を試みている。またどのような転写制御によりETのmRNA量が変化するのかを明らかにするため、ETのプロモーター領域をNIH3T3細胞のゲノムからクローニングし、種々の長さの欠損プロモーターを作成し、レポータープラスミドに組み込み、ルシフェラーゼ活性を測定し転写に重要な領域の同定を試みた。その結果-40から-140領域の間に転写に重要な領域が存在することが明らかになり、現在Gel-shift法などにより詳細を解析している。
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