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2005 年度 実績報告書

MEN1遺伝子産物メニンを介する内分泌細胞の増殖調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17590283
研究種目

基盤研究(C)

研究機関国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター)

研究代表者

塚田 俊彦  国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター), 腫瘍内分泌プロジェクト, 室長 (10300948)

研究分担者 大倉 永也  国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター), 主任研究官 (20300949)
矢口 浩子  国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター), 研究員 (60373403)
キーワードMEN1 / メニン / 内分泌細胞 / インスリノーマ / 副腎皮質 / 下垂体 / 多内分泌腺腫瘍症1型 / 細胞増殖
研究概要

1)多内分泌腺腫瘍症1型の原因遺伝子MEN1の遺伝子産物メニンが内分泌細胞の増殖調節に関わる機構を解明することを目的として、内分泌細胞におけるメニン結合因子を探索した。インスリノーマ細胞Rin-m、副腎皮質細胞Y-1、下垂体細胞GH3及び下垂体細胞AtT-20などの内分泌系培養細胞、グリオーマ細胞C6などの非内分泌系培養細胞にFlag Tag付加メニンを発現するpIREShyg3をベースとしたプラスミドを導入した。Flag-メニンを恒常的に発現する細胞株を免疫組織化学的に検出して単離した。このようにして強制発現させたFlag-メニンを、抗Flag抗体で免疫沈降させ、メニンと共沈するタンパクをSDS-PAGEにより解析し、抽出した。Flag-メニンを発現させたRin-m細胞で特異的に共沈するタンパクを質量分析(TOF-MS)の手法を用いて探索した結果、各種のheat shock proteinとともに、数種類の転写開始因子やリボソームタンパク群など、タンパクの転写に関与する因子群が同定された。現在、これらのメニン結合候補タンパクとメニンとの特異的結合を検討中である。
2)メニン分子のGTPase活性に必須な領域の決定のために、Puresystem【○!R】によるin vitroの転写-翻訳によるタンパク合成を試み、SDS-PAGE上で合成タンパクを検出した。現在、この合成タンパクのGTPase活性の測定を試みている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Coactivator-associated arginine methyltransferase 1,CARM1, affects pre- mRNA splicing in an isoform-specific manner.2005

    • 著者名/発表者名
      Naganari Ohkura
    • 雑誌名

      J Biol Chem 280(32)

      ページ: 28927-28935

  • [雑誌論文] NR4A orphan nuclear receptor family in peripheral blood eosinophils from patients with atopic dermatitis and apoptotic eosinophils in vitro.2005

    • 著者名/発表者名
      Shinji Kagaya
    • 雑誌名

      Int Arch Allergy Immunol 137(Suppl 1)

      ページ: 35-44

  • [雑誌論文] Prostaglandin A2 acts as a transactivator for NOR 1(NR4A3) within the nuclear receptor superfamily.2005

    • 著者名/発表者名
      Shinji Kagaya
    • 雑誌名

      Biol Pharm Bull 28(9)

      ページ: 1603-1607

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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