研究課題/領域番号 |
17590463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
畝 博 福岡大学, 医学部, 教授 (40122676)
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研究分担者 |
宮崎 元伸 福岡大学, 医学部, 助教授 (60299542)
百瀬 義人 福岡大学, 医学部, 助手 (20123119)
今任 拓也 福岡大学, 医学部, 助手 (20368989)
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キーワード | ヘリコバクター・ピロリ / 喫煙 / 胃・十二指腸疾患 / 医療費 |
研究概要 |
本研究は健康保険のレセプトデータを用いて、ヘリコバクター・ピロリ菌感染の有無別にみた禁煙の胃・十二指腸疾患医療費への影響について検討することを目的とした。 平成17年度には研究の初年度として、A健康保険組合に所属する男の事務系職員671名(年齢40〜59歳)のヘリコバクター・ピロリIgG抗体を測定するとともに、定期健康診断時に喫煙状況について回答して貰った。健康保険のレセプトは1995年度〜2001年度の7年間のデータを用い、胃・十二指腸疾患による受診件数、受診日数、医療費をヘリコバクター・ピロリ感染別・喫煙別に集計した。喫煙はNever-smokersとEver-smokersの2群に分けた。なお、胃・十二指腸疾患とは胃・十二指腸炎と胃・十二指腸潰瘍とした。 ヘリコバクター・ピロリ陽性率は、40歳代で212/422(50.2%)、50歳代で146/249(58.6%)であった。ヘリコバクター・ピロリ感染別・喫煙別に胃・十二指腸疾患医療費の指標をみると、100人当たりの受診件数は、ヘリコバクター・ピロリ陽性・喫煙群がヘリコバクター・ピロリ陰性・非喫煙群の約5倍であった。ヘリコバクター・ピロリ陽性・非喫煙群とヘリコバクター・ピロリ陰性・喫煙群は両者の中間の値を示した。また、100当たりの受診日数も受診件数と同じ傾向が認められた。 1人当たりの胃・十二指腸疾患医療費はヘリコバクター・ピロリ陽性・喫煙群がヘリコバクター・ピロリ陰性・非喫煙群の約2倍高かったが、ヘリコバクター・ピロリ陽性・非喫煙群とヘリコバクター・ピロリ陰性・喫煙群はヘリコバクター・ピロリ陰性・非喫煙群より低かった。
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