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2005 年度 実績報告書

高脂血症及び糖尿病に関する遺伝子多型の疾病リスクと予防医学的評価

研究課題

研究課題/領域番号 17590509
研究機関千葉大学

研究代表者

諏訪園 靖  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (90302546)

研究分担者 能川 浩二  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (40019584)
小林 悦子  千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (80097427)
上谷 実礼  千葉大学, 大学院医学研究院, 助手 (30376371)
キーワード遺伝子多型 / 高脂血症 / 糖尿病
研究概要

分子生物学の医学への応用が急速に進歩し、近年は後天性の慢性疾患でも関連遺伝子が報告されている。高血圧症、肥満、心疾患等の慢性疾患の遺伝は多因子遺伝と考えられており、複数の遺伝子が相互作用しつつ、あるいは環境因子や宿主側の要因(生活習慣等)から影響を受けつつその相互作用によって発症すると考えられる。したがって大規模な一般人の集団に対しこれらの遺伝子の影響とその組み合わせによる効果の検討、および遺伝子と宿主側の要因(生活習慣等)との組み合わせによる効果の検討を行う必要があるとの考えに至った。ミトコンドリア脱共役蛋白遺伝子(A-3826G、Ala55Val)、インシュリン遺伝子(VNTR)、TNF-α(G-308A)は、糖尿病、肥満、高脂血症に関連する遺伝子として欧米で注目されているが、日本人での大規模な研究は行われていない。そこで、本研究では、日本の一般人でこれらの遺伝子が、糖尿病、高脂血症に影響を与えているのか、そしてその影響が、生活習慣など、これまでのリスクファクターと比較してどの程度であるか明らかにし、予防医学的に評価することを目的としている。本年度の実績としては、同意が得られた対象者のみに関し平成9年から16年まで毎年行われている健康診断時の年齢、既往歴、家族歴、生活習慣、身体計測値、血圧測定値、および尿、血液の測定結果をコンピュータに入力(コンピュータ購入)し、結合してデータベースを作成したこと、平成17年度の一般健康診断時に問診表を用いて対象者の既往歴および家族歴等を調査したこと。同意が得られた対象者のみに関し、健康診断時の年齢、既往歴、家族歴、生活習慣、身体計測値、血圧測定値、および尿、血液の測定結果をコンピュータに入力(コンピュータ購入)し、データベースを完成させたこと、遺伝子多型の検索に必要な試薬について購入をし、測定に着手したことである。さらに、今後これらの遺伝子多型について、検索、解析を進める予定である。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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