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2005 年度 実績報告書

産業医学への遺伝子診断の応用-遺伝子解析結果を利用した健康指導システムの開発-

研究課題

研究課題/領域番号 17590519
研究機関宮崎大学

研究代表者

加藤 貴彦  宮崎大学, 医学部, 教授 (70169506)

研究分担者 黒田 嘉紀  宮崎大学, 医学部, 助教授 (50234620)
中尾 裕之  宮崎大学, 医学部, 助手 (40336293)
キーワード遺伝子診断 / 飲酒 / ALDH2 / 遺伝子多型 / 行動変容
研究概要

平成17年度
1.サンプルの収集:某電気機械器具製造工場の従業員とその関連会社の従業員、男性1225名、女性429名の計1654名から文書による研究協力の承諾を得た後、詳細なライフスタイル情報・健診データとゲノムDNAを収集した。
2.遺伝子診断に関する意識調査の実施:飲酒行動を決定するアセトアルデヒド代謝酵素(以下ALDH2)の遺伝子診断を健康指導ツールとして用いることの有用性を検討するため、上記社員に対し遺伝子診断に関する意識調査を行った。調査は記名自記式の調査票を用いた。回答者は男性1083名(回収率88.4%)女性359名(回収率83.7%)計1442名(回収率87.2%)だった。その結果、ALDH2遺伝子型を知りたいと回答した人は56.3%であり、知りたくないと回答したのは7.1%であった。過半数以上の人が遺伝子診断結果に対し興味をもっていることがわかった。
3.遺伝子診断結果を用いた介入研究:DNAの抽出に成功し、ALDH2遺伝子型の分析の成功例は850名である。意識調査の結果、「解析結果の返却を希望した」社員420名を2群(初期介入群、後期介入群)に分け、専属産業医が遺伝子診断結果を用いた対面による飲酒に関する健康指導を実施した。現在、経過観察中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Glutathione S-transferase M1(GSTM1)およびAldehyde dehydrogenase2(ALDH2)遺伝子多型の遺伝子診断に対する意識調査-行動変容ツールとしての遺伝子診断の可能性について-2005

    • 著者名/発表者名
      小宮 康裕, 中 尾裕之, 黒田 嘉紀, 有薗 克晋, 中原 愛, 加藤 貴彦
    • 雑誌名

      産業衛生学雑誌 47/5

      ページ: 204-209

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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