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2005 年度 実績報告書

骨折をアウトカムとして行う骨粗鬆症の遺伝および環境リスク要因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17590537
研究種目

基盤研究(C)

研究機関新潟大学

研究代表者

中村 和利  新潟大学, 医歯学系, 助教授 (70207869)

研究分担者 山本 正治  新潟大学, 医歯学系, 教授 (40018693)
土屋 康雄  新潟大学, 医歯学系, 助手 (60334679)
斎藤 トシ子  新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (40339958)
キーワード骨折 / 骨粗鬆症 / 遺伝子多型 / 環境要因 / 骨密度 / コホート研究
研究概要

今年度の実施内容は、1)村松コホート対象者より提供された血液766検体のDNA抽出を完了したこと、2)村松調査研究参加者のフォローアップを行い、骨折に関連する情報を得たこと、および3)骨折の病態生理解明のため、体幹部位骨密度低下に関する遺伝・環境要因の研究のコホートを設定したこと、であった。骨折の追跡調査については、平成17年度の定期健診会場において、調査対象者の問診を行い、健康状態、骨折部位、時期、程度について聞き取った。健診に参加しない対象者には、郵送と電話を併用し情報を得た。そこで、20人の転倒骨折が確認された。また、患者本人に了解を得て、受診医療機関において骨折診断医から、正確な臨床診断データを調査中である。骨密度に関する研究については、新潟市横越地区の高齢女性675人をコホートとして設定した。そのベースライン調査は平成17年11月に行われた。調査への参加率は51.5%と比較的高かった。村松研究の測定項目に加え、腰椎および右大腿骨頸部の骨塩量(BMC)および骨密度(BMD)をDXA法によりHologic QDR4500を用いて測定した。腰椎および大腿骨頸部の骨密度の平均値は、それぞれ、0.844g/cm^2(標準偏差0.148)と0.666g/cm^2(標準偏差0.093)であった。また、カルシウム摂取量の平均値は、525mg/日(標準偏差153)であった。現在、遺伝子多型解析を含む血液試料を用いたデータを解析中であり、骨折および骨密度との関連を調べている。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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