研究課題/領域番号 |
17590543
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
勢井 雅子 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (00346595)
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研究分担者 |
中堀 豊 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10172389)
新家 利一 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教授 (10311820)
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キーワード | 社会医学 / 学校保健 / 肥満 / 生活習慣 / 医療 |
研究概要 |
平成17年度は継続している徳島県全体の小中学生の体格調査、ハイリスク児に対する医療介入に加え、介入校における生活習慣病検診、生活習慣調査、定量的運動量調査、安静時代謝測定等を行った 1.生活習慣病検診 介入校(3校)の保護者の承諾を得た小学4年生、5年生80人の児童生徒に対して6月、7月に生活習慣病検診を実施した。身体測定をし、採血にてAST、ALT、TC、HDL-C、中性脂肪、尿酸、血糖を測定した。また体脂肪率測定、血圧測定も行った。 2.生活習慣調査 介入校(小学4・5年生)207人および対照校(小学5年生)91人を対象に平成16年度と同様の生活習慣に関するアンケート調査を行った。内容は体格、生活リズム、食生活、運動や遊び、生活環境、健康に関する意識等である。 3.生活時間・消費エネルギーの測定(生活習慣記録機による)と運動アドバイスレポート 介入校の児童生徒を対象にライフコーダ(生活習慣記録機)による24時間生活習慣記録を夏と冬の2回、実施した。夏は検診結果、生活習慣調査結果とともに個人へアドバイスレポートとして個人懇談時に担任より返却した。2回目の冬の調査結果も担任より個人へアドバイスレポートを返却した 4.栄養相談、医療相談の実施 介入校では栄養士による個別(親子)栄養相談、医療相談、保健師・養護教諭による個別指導を行った。 5.安静時代謝測定(携帯用エネルギー計・メタヴァインによる) "必要なエネルギー"、"十分なエネルギー"を自分で考えてもらうために、介入校の90人を対象としてエネルギー代謝測定を行い、その結果を含む個人向けレポートを作成した 17年度は16年度に検診で異常値を示していた16人中9人が再検診を受け、今回、基準値内であった。また、肥満度と各調査結果との関連分析などを実施している。
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