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2006 年度 実績報告書

日常生活の歩数に影響を与える環境要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17590556
研究機関東京医科大学

研究代表者

井上 茂  東京医科大学, 医学部, 助手 (00349466)

研究分担者 下光 輝一  東京医科大学, 医学部, 教授 (90206243)
永富 良一  東北大学, 医学部, 教授 (20208028)
小田切 優子  東京医科大学, 医学部, 講師 (90276907)
キーワード身体活動 / 環境 / 予防医学 / 社会医学
研究概要

1.目的
身体活動の推進は生活習慣病予防における重要課題の一つである。本研究の目的は日常生活の歩数に影響を与える環境要因を明らかにすることである。初年度は米国で開発された歩行環境評価質問紙を参考に、自宅近隣の歩行環境を評価する質問紙を作成し、その信頼性を確認した。最終年度にあたる本年は、この質問紙を用いて地域住民の調査を実施し、環境要因と歩行習慣、歩数の関連を検討した。
2.方法
対象は4都市の住民基本台帳から無作為に抽出した20-69歳の男女計2,000人である。サンプリングにあたって性別、年齢、地域で層化を行い、これらの要因が偏らないようにした。研究説明、同意の取得、調査票と加速度計の配布、回収は郵送にて実施した。評価項目は(1)人口統計学的要因(性、年齢、仕事の有無、学歴など)(2)歩行環境要因(世帯密度、土地利用の多様性、サービスへのアクセス、道路ネットワーク、歩道の整備状況、景観、交通の安全、治安状況)、(3)質問紙による目的別歩行時間(通勤、通学、仕事中の歩行、日常生活の用事、散歩・ウォーキング、その他)、(4)加速度計(歩数、運動量などの連続した7日間の平均値)とした。
3.結果と考察
調査票は735名(36.8%)より回収された。加速度計による調査は順次データ収集中であり、報告書作成時点で約300名分のデータが得られており、最終的に450名程度のデータが得られる予定である。質問紙により調査した歩行時間と環境との関連では、世帯密度、サービスへのアクセス、道路ネットワーク、土地利用の多様性、交通の安全、治安状況と歩行時間に関連が認められ、これらの環境要因が歩行時間に影響を与えている可能性が示唆された。
最終的な結果は加速度計を全て回収後に、より客観的な指標としての歩数と環境要因との関連を検討して報告する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 身体活動と環境2007

    • 著者名/発表者名
      井上 茂
    • 雑誌名

      運動疫学研究 9(印刷中)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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