平成17年度の研究目的は、健常中年男性労働者での横断研究により、飲酒と喫煙とがそれぞれ単独に、また相互に関連して血圧や腎機能に与える影響を明らかにすることであった。 電子部品製造工場で平成17年10月に行われた職場定期健康診断を利用して、約800名の男性労働者に生活習慣アンケート調査と身体計測、血圧測定、採血、採尿を行った。得られた血液、尿試料を保存するために超低音フリーザーを1台、丸文通商より購入した(物品費)。 血清クレアチニン濃度を含む血液検査は(株)SRLに委託し、結果を得ている。尿の総蛋白量、ミクロアルブミン、beta2ミクログロブリン濃度の測定は(財)石川県予防医学協会に委託し、同じく結果を得た。それらの委託には「その他」の経費から支出した。現在、尿中NAGおよびカドミウム濃度について、教室の本多が測定をすすめている。その際の試薬類および文具類などの物品を「消耗品」の経費より支出した。それらの分析結果が出次第、アンケート調査結果とともに電子ファイルとしてコンピュータ入力を行った。
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