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2007 年度 実績報告書

臨床研修医のメンタリング・プログラム導入の効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17590561
研究機関愛知医科大学

研究代表者

渡辺 美寿津  愛知医科大学, 医学部, 准教授 (30298624)

研究分担者 小林 章雄  愛知医科大学, 医学部, 教授 (80135342)
柴田 英治  愛知医科大学, 医学部, 准教授 (90206128)
渡辺 直登  慶應義塾大学, 大学院・経営管理研究科, 教授 (90175109)
久村 恵子  南山大学, 総合政策学科, 准教授 (60350732)
原 一夫  愛知医科大学, 医学部, 教授 (70126895)
キーワードメンタリング / 臨床研修医 / 卒後教育 / 社会的支援 / ストレス / 職務満足
研究概要

知識や経験の豊かなメンター(師匠=先輩医師)がプロテジェ(弟子=臨床研修医)に対し、一定期間継続して支援や教育行動を行うというメンタリング・プログラムを卒後臨床研修に取り入れ、研修医の心理社会的側面(態度、倫理、価値観、心構え、精神的健康など)に関わる能力を伸ばし、かつ研修医のストレス軽減にメンタリングが有効であるかどうかを明らかにすることを目的に、平成19年度には以下の研究を実施した。
1. 平成17年度2名、平成18年度5名に実施したメンタリング・プログラムの効果について検討した。
2. メンタリング経験得点により臨床研修医の対象者(n=80)を2群に区分し、その特徴について検討した。
その結果、メンタリングは精神健康度(GHQ)と負の有意な相関を示し、帰属意識、達成動機、職務満足と正の有意な相関を示した(p<0.05)。
臨床研修医case群では、control群と比較して達成動機に有意な増加が認められたが、それ以外の項目については対象者の数が少なかったこともあり、有意な差を認めなかった。
また多くの研修医が、研修期間中に自発的にメンター経験を得ることができ、メンタリング経験は経年的に増加した。しかし一方、2年間の卒後臨床研修終了時点で、2名がメンター経験を有していなかった。
メンタリング・プログラムの導入困難要因として、低い中核的自己評価尺度、事務局の準備・介入不足、将来への進路決定への介入への不安が考えられた。また卒後臨床研修病院の現状として、メンターとしての指導医の人数や時間不足なども今後の検討する必要があると考えられた。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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