研究課題/領域番号 |
17590571
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
C・S Sauvaget 国立保健医療科学院, 疫学部, 室長 (90359464)
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研究分担者 |
F Lagarde 放射線影響研究所, 統計部, 研究員
山田 美智子 放射線影響研究所, 臨床研究部, 副部長 (90359456)
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キーワード | radiation exposure / cancer incidence / smoking / alcohol drinking / diet |
研究概要 |
放射線影響研究所ではがんの発生、放射線線量、生活習慣等に関するさまざまな情報が収集されている。これらのデータは統合され、データの修正作業が実施された。 2005年6月に研究代表者が広島の放射線影響研究所から和光市の国立保健医療科学院に異動した。個人情報保護の観点からデータセットをその時点で移動することはできなかった。2005年7月に放射線影響研究所の非常勤研究員として広島と長崎の腫瘍登録ならびにがん登録に要請書を提出し、最終的に2005年12月までにデータセットは研究代表者に譲渡され、2006年始めから統計解析が可能となった。 38430人の広島、長崎市の原爆被爆者について1980年から2000年のがんの発生が追跡されている。追跡期間中に6084のがんの記録があり、その内に胃がん1352、大腸がん791、肝がん675、肺がん702、食道がん117が含まれている。対象の男女比は男性14842に対し、女性23588と約1対2である。被曝線量は0-3838mGyであり、平均は139mGyである。対象の31%が現在も喫煙しており、男性の75%と女性の26%に現在も飲酒習慣があった。被曝時年齢は0-67歳で、平均被曝時年齢は20歳であった。野菜の摂取が1週間に1回以下の人は32%、2-4回が43%、毎日摂取は25%であった。果実の摂取は同様に1週間に1回以下の人は24%、2-4回が31%、毎日摂取は45%であった。
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