研究課題
平成17年度は当該年度中に横浜市立大学附属病院消化器内科にて施行したERCPにおいて膵液を採取することを行った。全60件のERCP中患者様より同意の得られた14例につき膵液の採取を行い保存することができた。又、培養膵癌細胞を用いてDysadherin分子のELIZA法による微量検出法の確立を目指し現在進行中である。今年度の研究遂行中の問題点としては進行膵癌症例では膵液の採取が困難であったことがあげられる。そもそも進行膵癌では膵管閉塞により採取が難しいことが知られていた。従って方法の変更を考えざるを得なくなり、今後はEOS-FNA(Fine needle aspiration biopsy)法による生検組織を用いたアプローチを検討中である。膵液採取法はERCP下に施行でき簡便であるが、EUS-FNAは滲襲度が高くhigh riskな検査方法である。このため学内倫理委員会の許可を取る必要があると考えられ目下申請中である。
すべて 2005
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