研究課題
基盤研究(C)
消化管機能疾患外来にて患者診察を行いながら、RomeII基準を用いて診断得られた過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome ; IBS)患者を厳選し、既に、本学の倫理委員会より遺伝子検索に基づく承認を得て、患者からの同意書を作成しており、それに基づいてIBS患者に、本研究の目的、方法および検体の匿名化などを説明た後、同意を得られた患者より血液検体を採取し、末梢血液中のゲノムDNAを抽出している。検体は匿名化しプライバシーの秘守に全面的に配慮して実施している。また、PCR増幅装置としてGold96-Well GeneAmp PCRシステム9700を設置し、現在CHRM3およびβ_3ARプライマーの選択に入っているところである。今後は、現在収集している検体をもとにCholinergic receptor muscarinic 3(CHRM3)およびβ3-adrenoceptor(β_3AR)遺伝子polymorphismの検出を試みる。また、健常人としてのコントロール群の検体も同様に同意を得て収集し検索予定である。さらに、平成17年度は、過敏性腸症候群を含む機能性機能異常症や遺伝子検索に基づく論文発表を行いながら、本研究の遂行中である。
すべて 2006 2005
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