研究課題
消化管機能疾患外来にて患者診察を行いながら、RomeII基準を用いて診断得られた過敏性腸症候群患者を厳選し、同意を得られた患者(過敏性腸症候群患者81例、コントロール群68例)より血液検体を採取し、末梢血液中のゲノムDNAを抽出した。検体は匿名化しプライバシーの秘守に全面的に配慮して実施した。また、PCR増幅装置としてGold96-Well GeneAmp PCRシステム9700を設置し、Cholinergic receptor muscarinic3(CHRM3)およびβ3-adrenoceptor(β_3AR)遺伝子polymorphismの検出を施行した。その結果、CHRM3においては過敏性腸症候群とコントロールにおいて有意差は認められなかったが、β_3ARにおいて、過敏性腸症候群はコントロールと比較してT/C型が有意に高く、T/T型で有意に低い結果を得られ、病態との関与を示唆した。
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