研究課題/領域番号 |
17590778
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
高畠 典明 山形大学, 医学部, 助手 (80344795)
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研究分担者 |
柴田 陽光 山形大学, 医学部, 講師 (60333978)
竹石 恭知 山形大学, 医学部, 助教授 (40272067)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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キーワード | COPD / IPF / Endothelial Injury |
研究概要 |
前年度に引き続き本年度はアンギオテンシン変換酵素阻害剤などの肺毛細血管内皮細胞に対する保護作用の報告されている薬剤を(Am J Cardiol 2001;88suppl:1L-)、インフォームド・コンセントの得られた実際のCOPD患者及びIPF患者に投与し(マレイン酸エナラプリル10mg/Dayを3〜6ヶ月間経口投与)、^<123>I-MIBG肺シンチグラムのデーターが修飾されうるか、また臨床症状や他の臨床パラメーターが改善しうるかを追加検討した。他の臨床パラメーターとしては、前年度と同様に精密肺機能(COPD患者に対して%FEV_<1.0>やDLco/V_Aを、IPF患者に対して%VCやDLcoを)、室内気吸入下での血液ガスデータ、一定量の運動負荷時の動脈血酸素飽和度の低下レベル、定量化された運動負荷時の運動耐用能、ヘリカルCT(Thin Slice CTにて、特に低吸収領域;% low attenuation area ; LAA ; COPDに特徴的な気腫性変化を表すとされる)、血清アンギオテンシン変換酵素活性値(肺毛細血管内皮細胞の代謝機能を表わすとされる)、各種血清マーカー(特にIPF患者に対して血清KL-6及びSP-D濃度)などを測定した。各疾患ごとに実薬群(まずマレイン酸エナラプリル5mg/Dayを2週間経口投与し、低血圧や咳漱などの副作用が現れないことを確認して以後マレイン酸エナラプリル10mg/Dayに増量する)とプラセボ群にランダムに2群に分けて3〜6ヶ月間経口投与を行なった。この研究課程で、両疾患の予後に深い影響をもつ急性増悪について、まずはじめに検討する事が必要となった。われわれはCCL1遺伝子内の1塩基多型(rs2282691)がCOPD患者における急性増悪と有意に相関する事を発見し、報告した(Am J Respir Crit Care Med. 2006;174:875-885.)。
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