研究課題/領域番号 |
17590807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
山口 悦郎 愛知医科大学, 医学部, 教授 (10201831)
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研究分担者 |
馬場 研二 愛知医科大学, 医学部, 助教授 (80211499)
木全 弘治 愛知医科大学, 分子医科学研究所, 教授 (10022641)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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キーワード | 気管支喘息 / リモデリング / ヒアルロン酸 / ビクニン / 気道過敏性 / SHAP / ノックアウトマウス / 卵白アルブミン |
研究概要 |
【緒言】ヒアルロン酸は、気道の粘液産生や繊毛運動、T細胞や単球からのサイトカイン産生などを介して、喘息の病態に深く関与している可能性がある。それを直接的に検討するために、血清由来ヒアルロン酸関連蛋白(SHAP)の転送反応に必須なITIの構成成分であるビクニンノックアウト(BXOマウス)を用いて喘息モデルを作製し、主に気道反応性について検討した。 【方法】DBA/1マウスあるいはBALB/CからBXOマウスを作製した。1日目と13日目に、卵白アルブミン(OVA)と水酸化アルミニウムで腹腔内感作した。次いで23日目から36日目までの2週間、あるいは23日目から50日目までの4週間毎日1%のOVA溶液を吸入させて気道内感作を行った。BUXCO社製のボディプレチスモグラフを用いて22目目と37日目にメタコリンによる非特異的気道反応性、26日目と33日目にはOVA吸入後の抗原特異的気道反応性を評価した。 【結果】短期OVA吸入による感作期間開始3日後、あるいは10日後のOVAに対する即時型気道反応性は、野生型マウスとBXOマウス間に差を認めなかった。メタコリン吸入による非特異的気道反応性も同様であった。また血清中OVA特異IgEおよびIgG濃度にも、両系統間で差を認めなかった。気管支肺胞洗浄液の総細胞数、細胞分画、各細胞数などにも有意差を認めなかつた。OVA吸入4週間の長期吸入群においても、気道反応性は両系統間で有意差を認めなかったが血清中のIgG濃度は、BXOマウスで有意に上昇していた。 【考察】今回BXOマウスでは気道反応性に特段の差異を確認できなかったが、ボディプレチスモグラフィーではなく、古典的な気管切開による挿管下気道内圧測定でも評価する必要があろう。またBXOマウスにおいて予想される組織学的変化の前提としての、HAやSHAPの量的変化が実際に実現されているか否かも検証しておく必要があろう。
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