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2007 年度 研究成果報告書概要

尿酸トランスポーター欠損マウスを用いた運動後急性腎不全の発症メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 17590843
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関共立薬科大学

研究代表者

細山田 真  共立薬科大学, 薬学部, 准教授 (00291659)

研究分担者 市田 公美  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (80183169)
森崎 隆幸  共立薬科大学, 国立循環器病センター研究所・バイオサイエンス部, 部長 (30174410)
研究期間 (年度) 2005 – 2007
キーワード尿酸 / トランスポーター / ノックアウトマウス
研究概要

ゲノムDNAファージライブラリーから約15kbpのマウスURAT1遺伝子(Slc22a12)クローンをクローニングし、ネオマイシン耐性遺伝子pMC1Neo-polyAとジフテリア毒素A遺伝子pSK-DTAを挿入してターゲティングベクターを構築し、マウスES細胞にトランスフォーメーションした。ネオマイシンによる選別後、PCRとゲノミックサザンにより相同組み換えが認められるES細胞クローンを確認した。このES細胞クローンを胚盤胞期胚に注入し、キメラマウスを得た。野生型C57BL/6マウスを交配させてヘテロ接合型F1マウスを得た。ヘテロ接合体F1マウスの雌雄を交配させてホモ接合型マウスを作成した。ホモ接合型マウスの表現型として体表面からの肉眼的観察によって奇形等は認めず、RT-PCR法およびWestern blotting法によって腎臓でのURAT1の発現が認められないことを確認した。
一日尿量はホモ接合型で有意に上昇していた。血清クレアチニン濃度に有意差は認めなかった。血清尿酸濃度は野生型ではコントロール群に比べオキソニン酸投与群で有意に血清尿酸濃度が上昇したが、ホモ接合型ではコントロール群とオキソニン酸投与群の間に有意差を認めなかった。尿中クレアチニン一日排泄量はホモ接合型の両群で有意に上昇していた。尿中尿酸一日排泄量は野生型でオキソニン酸投与により有意に増加したが、ホモ接合型ではコントロール群とオキソニン酸投与群の間に有意差を認めなかった。クレアチニンクリアランスを比較したところ、各群で有意な差はみられなかった。尿中尿酸排泄率(Feua)を比較したところ、野生型ではコントロール群に比ベオキソニン酸投与群でFeuaの減少傾向を認めたが、ホモ接合型ではコントロール群とオキソニン酸投与群の間に有意差を認めなかった。

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公開日: 2010-02-04  

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