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2006 年度 実績報告書

筋萎縮性側索硬化症モデルにおける熱ショックタンパク質による神経保護作用の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17590872
研究機関京都大学

研究代表者

川又 純  京都大学, 医学研究科, 助手 (60360814)

研究分担者 下濱 俊  札幌医科大学, 医学部, 教授 (60235687)
キーワードALS / HSP / SOD1 / 神経保護
研究概要

昨年度の、1)神経系組織ごとのプロテオームマップの作成、2)分子シャペロン誘導剤によるALSモデルマウスへの効果、神経組織プロテオームの変動の検討、3)培養細胞における変異SOD1との結合蛋白の検索、その結果を基にした結合蛋白のALSの病態との関連や治療ターゲットとしての可能性の探求に関する研究、4)酸化ストレスの関与の検討などに引き続き、今年度は
5)ALSトランスジェニックマウスモデルにおける分子シャベロン誘導剤の効果:平成18年度も本実験を継続し、in vivo ALSモデルマウスでの分子シャペロン誘導剤による神経保護効果について検証を行ったが、有意な効果を示す薬剤を見出せなかった。
6)培養細胞における変異SOD1との結合蛋白の検索、その結果を基にした結合蛋白のALSの病態との関連や治療ターゲヅトとしての可能性の探求に関する研究:申請者らは、Mouse neuroblastoma cell lineのNeuro2Aにおいて免疫沈降法と質量分析を用いた方法により野生型SOD1とは結合せず変異SOD1とのみ結合する蛋白として、これまでに報告のあるHeat shock cognate protein70と、新たにHeat shock protein 105(HSP105)を同定した。これらを培養細胞に強制発現することで神経保護作用の有無などを検討し、治療への可能性を示した。この結果をJ Neurochem.に発表した。
7)得られた仮説に基づいたさらなる治療モデルの検討:上記の研究により、HSP105を発現させることがALSの治療に結びつく可能性について培養細胞での検討を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Heat-snock protein 105 interacts with and suppresses aggregation of mutant Cu/Zn superoxide dismutase : clues to a possible strategy for treating ALS2007

    • 著者名/発表者名
      Yamashita H, Kawamata J, Ukawa K, Kanki R, Nakamizo T, Hatayama T, Yamanaka K, Takahashi R, Shimohama S
    • 雑誌名

      Journal of Neurochemistry Mar 30[Epub ahead of print]

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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