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2005 年度 実績報告書

血管平滑筋細胞の分化抑制因子LR11の解析と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 17590917
研究機関千葉大学

研究代表者

武城 英明  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80291300)

研究分担者 卯木 浩之  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (40323290)
齋藤 康  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50101358)
キーワード動脈硬化 / 平滑筋細胞 / 血管 / 遊走 / 分化
研究概要

平滑筋細胞の幼若化現象は一定の生体反応としてとらえられている。動脈硬化巣にみられるこのような平滑筋細部の変化は連続したものであり、多彩な様相を呈する。病巣内での分化、脱分化の機序を明らかにすることは、病巣の形成および治癒過程の機序を解明するものである。本研究の目的は、動脈壁内膜に発現し遊離型分化抑制因子LR11の平滑筋細胞における発現動態、脱分化作用機序を明らかにすることである。本年度下記について終了した。
1.LR11ノックアウトマウスの作成
マウスLR11遺伝子導入ターゲティングベクターをES細胞にエレクトロポレーションした。組み換えが確認されたクローンをブラストシストにインジェクションし、LR11キメラマウスを獲得した。これらのキメラマウスを用いて、B6由来マウスと交配を行い、ノックアウトマウスの樹立に成功した。
2.遊離型LR11の分化抑制作用の解析
培養細胞上清中に分泌される分泌可溶型LR11を回収し、RAPアフィニティーカラムを用いて蛋白の濃縮精製を行った。今後この機能解析を予定している。
これらの研究成果は交付申請書に計画したものであり、これらを元に来年度研究を継続する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] LRP1B is a negative modulator of increased migration activity of intimal smooth muscle cells from rabbit aortic plaques.2005

    • 著者名/発表者名
      Seki N, Bujo H, Jiang M, Tanaga K, Takahashi K, Yagui K, Hashimoto N, Schneider WJ, _Saito_Y.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun. 331(4)

      ページ: 964-970

  • [雑誌論文] A potent activator of PPARalpha and gamma reduces the vascular cell recruitment and inhibits the intimal thickning in hypercholesterolemic rabbits.2005

    • 著者名/発表者名
      Seki N, Bujo H, Jiang M, Shibasaki M, Takahashi K, Hashimoto N, Saito Y.
    • 雑誌名

      Atherosclerosis. 178(1)

      ページ: 1-7

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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