研究課題
1、長期未発症HIV感染者の調査国立病院機構大阪医療センターおよび国立国際医療センターにおいて、受診した合計2100人あまりの中で、6年以上CD4+Tリンパ球が継続して500/μl以上を維持している患者数を調査した。その結果、合計15人が該当した。APOBEC3Gが2、APOBEC3Gタンパクの発現国立病院機構大阪医療センターおよび国立国際医療センターにおいて、長期未発症者およびそれに準ずるSlow progressor,進行HIV感染者(ただし抗HIV療法導入前)ならびに健常者において採血を行ない、全血より末梢血単核球を分離し、確保・保存している。その中より、mRNAを抽出し、これを鋳型にAPBEC3G遺伝子をPCR法にて発現ベクターに組み込む作業を準備している。抗APOBEC3G抗体に関しては、米国NIHより供与を受け、これを用いた細胞内APOBEC3Gタンパクの蛍光染色を行ったところ、in situでの高発現を確認できた。現在、同方法ならびにウエスタンブロット法によるAPOBEC3Gタンパク発現量の多少を、長期未発症者およびそれに準ずるSlow progressor,進行HIV感染者ならびに健常者においての、相互比較検討を開始している。長期未発症者においてリンパ球の実数ならびに低下が見られる場合はその低下速度とAOPBEC3Gの発現量の多少について検討を行う。加えて、各々の長期未発症者のAPBEC3G遺伝子とvif欠損HIVとによる感染実験にてAPBEC3Gとvifタンパクの相互分解実験を準備している。
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