1)ダリエ病遺伝子(ATP2A2)では、-550/-528、-488/-471、-390/-361そして-42/-20の領域にプロモーターが存在することが判明した。 2)-550/-529と-488/-472の領域に、Sp1が結合すること、Sp3は結合しないことが明らかになった。 3)正常表皮角化細胞においてsiRNA法にてSp1を抑制したところ、Sp1タンパクの減少とATP2A2発現量の低下が見られた。 4)Sp1は表皮角化細胞の分化と増殖に深く関与しており、本転写因子の調節によるダリエ病治療法開発の可能性が考えられた。
|