• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

AMPA型グルタミン酸受容体の輸送に注目した精神疾患の候補遺伝子研究

研究課題

研究課題/領域番号 17591237
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

服部 栄治  独立行政法人理化学研究所, 分子精神科学研究チーム, 研究員 (80399443)

研究分担者 岩山 佳美  独立行政法人理化学研究所, 分子精神科学研究チーム, リサーチアソシエイト (60399441)
キーワード候補遺伝子 / グルタミン酸神経伝達 / 精神疾患 / 関連研究 / 連鎖不平衡
研究概要

1.本研究の主目的は、精神疾患の候補遺伝子としてAMPA型グルタミン酸受容体の運搬に関わる遺伝子群に注目し、これらについて統合失調症および気分障害との関連の有無を調べることである。まず文献調査により、AMPA型グルタミン酸受容体の運搬に関わる候補遺伝子として、DLG4(PSD-95)、DLG1(SAP-97)、PRKCABP(PICK-1)、MDM2の4つを選んだ。HapMapデータベース(第II相)(http://www.hapmap.org)から、上記の遺伝子近傍に存在する一塩基多型(SNP)の情報を得た上で、CarlsonらによるLDSelectというプログラムを用いて連鎖不平衡解析を行い、日本人および中国人集団においてゲノム変異に関する情報を最も多く供給すると考えられるSNPセットを選択した。これらSNPにつき、プローブを設計・発注し、現在、統合失調症家系サンプルのジェノタイピングを行っている。
2.その他、気分障害と候補遺伝子研究HTR3セロトニン受容体についての関連研究を行った従来HTR3Aの一変異と双極性障害の関連が白人集団を用いた研究で報告されていた。今回、我々はHTR3Aだけでなく、同遺伝子座に隣接するHTR3Bについても、網羅的に遺伝マーカーをタイピングし関連解析を行った。その結果、日本人集団において、HTR3B遺伝子の多型が単極性うつ病と関連することを見出し、報告した(下記Yamada et al.印刷中)。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Distinguishable haplotype blocks in the HTR3A and HTR3B region in the Japanese reveal evidence of association of HTR3B with female major depression

    • 著者名/発表者名
      Yamada et al.
    • 雑誌名

      Biol.Psychiatry (印刷中)

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi