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2005 年度 実績報告書

良性・悪性組織におけるAKTを介した放射線抵抗性のメカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 17591268
研究機関神戸大学

研究代表者

岡本 欣晃  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (20362791)

研究分担者 杉村 和朗  神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00136384)
丹生 健一  神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20251283)
佐々木 良平  神戸大学, 大学院医学系研究科, 学術推進研究員 (30346267)
川崎 竜太  神戸大学, 医学部附属病院, 助手 (00362781)
太田 陽介  神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (90397810)
キーワードAKT / 放射線感受性 / p53 / 放射線抵抗性
研究概要

研究計画では
A.腫瘍細胞を用いた培養系での放射線抵抗性獲得とAKTの活性化の確認。
B.ヌードマウスに植皮した腫瘍組織での放射線抵抗性獲得とAKTの活性化の確認。
C.臨床検体を用いたAKTの活性化の評価。術前放射線療法を施行した肺癌/食道癌症例,放射線治療施行後に再発し,救済手術を施行した喉頭癌症例。
D.AKT Selective Inhibitor(SH-5)の放射線増感作用を培養・実験動物レベルで検証。
E.野生型マウスにおける各臓器の放射線感受性とAKT発現レベルの比較。
の5つの目標を掲げたが、H17年度は、A及びCの2課題を中心に検討を施行した。悪性腫瘍細胞と臨床検体におけるAKTの役割に関して研究を施行した。臨床検体の中で、頭頚部癌に焦点を絞り、喉頭がんにおける放射線治療症例でのAKTの役割を検討した。その中でも再発例における分子メカニズムの検討を中心に行い、1995-2003年における放射線照射後の再発症例の再発時の腫瘍組織標本と放射線治療前の組織標本を作製し、AKTの発現を比較した。同一患者での比較においてAKTは再発腫瘍において有意に発現が増強しており、放射線抵抗性とAKTの関連が示唆された。
一方でH17年度の培養細胞系を用いた研究成果は、5種類の頭頚部癌腫瘍細胞株を用いて、20Gy〜40Gyの放射線照射を施行することにより、放射線抵抗性を獲得したcloneの樹立を行っている。これらは臨床での放射線治療後の再発形式の良い実験も出るとなると予想される。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2015-11-18  

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