• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

臨床検体プロテオーム解析による癌患者の放射線感受性マーカー探索

研究課題

研究課題/領域番号 17591269
研究機関神戸大学

研究代表者

谷口 尚範  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (20346258)

研究分担者 杉村 和朗  神戸大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00136384)
岡本 欣晃  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (20362791)
佐々木 良平  神戸大学, 大学院医学系研究科, 特命助教授 (30346267)
太田 陽介  神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (90397810)
キーワード放射線 / 感受性 / マーカー / プロテインチップ
研究概要

1,プロテインチップシステムを用いた患者リンパ球からの感受性規定たんぱく質探索
(放射線治療合併症予測因子として)
正常組織の放射線応答に関しては患者由来の全組織に共通した核内シグナル応答がその感受性を規定していると考え、その研究試料として核成分を持つ患者血液からのリンパ球分画を採取した。頭頚部癌、肺癌、食道癌、乳癌を対象疾患とし、期間内に同意の得られた患者から20mlを採血、うち15mlからリンパ球分画を採取した。
2,患者血清からの放射線感受性マーカー探索
(簡易マーカー検査システム開発を目的として)
患者血清から簡便に放射線感受性を予測する感受性マーカーを探索し、将来的には簡易感受性マーカー検査の臨床応用を目的とする。上記対象患者からの血液サンプルのうち5mlから血清を分画、プロテインチップシステムにより同様の血清中のたんぱく質発現プロファイルをデータとして蓄積した。急性期正常組織障害の有無・程度について評価し、プロファイルとの相関を見た。最近知られてきた感受性マーカーに加えていくつかの新規マーカーを同定するに至った。
3,患者癌組織を用いた放射線治療感受性規定たんぱく質探索
(抗腫瘍効果予測因子として)
抗腫瘍効果の経時的観察が容易でかつ組織生検が簡便な食道癌を対象とした。放射線治療開始前と20Gy照射後の2ポイントで組織生検を行いサンプル数として18年度は20症例を採取した。今後組織たんぱく質発現プロファイルと抗腫瘍効果との相関について解析する。抗腫瘍効果については照射終了1ヶ月の治療効果判定を用いた。挙げられた候補たんぱく質と臨床抗腫瘍効果との相関解析を評価した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Percutaneous balloon fenestration and stent placement for lower limb ischemia complicated with type B aortic dissection.2006

    • 著者名/発表者名
      Yamaguchi M
    • 雑誌名

      Radiation Medicine 24(3)

      ページ: 233-237

  • [雑誌論文] Efficacy and feasibility of cisplatin-based concurrent chemoradiotherapy for nasopharyngeal carcinoma.2006

    • 著者名/発表者名
      Demizu Y
    • 雑誌名

      Japanese Journal of Clinical Oncology 36(10)

      ページ: 620-625

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2015-11-18  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi