研究課題/領域番号 |
17591271
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
金澤 右 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (20243511)
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研究分担者 |
三村 秀文 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (10304362)
郷原 英夫 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (10379745)
向井 敬 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (70379759)
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キーワード | 癌 / ラジオ波 / 熱凝固療法 |
研究概要 |
平成17年度は、代表者である金澤 右の考案した実験方法に基づき、三村秀文が具体的に計画する動物実験を、岡山大学自然生命科学研究支援センター動物資源部門にて郷原英夫と向井敬が中心となって以下の手順で施行した。 動物としては、ブタ6匹を使用した。 胸骨縦切開にて開胸下で肺に電極針を直視下に穿刺して行った。焼灼にはLeVeen電極針(Radiotherapeutics)とジェネレーター(RF2000;Radiotherapeutics)を使用し、電極針は8本の展開針を持ち、展開径は2cmとした。焼灼は以下の4群で行った。(1)液体注入を行わない群 (2)室温の色素液8ccを注入する群。焼灼は上葉2カ所、下葉2カ所の肺表面より約5cm深部で行い、ブタ6匹で各群は計12カ所の焼灼が得られた。 焼灼を終了後、両肺を摘出し、焼灼部を横切開し、焼灼部の最大断面での径を測定し、各群間で有意差検定を行った。また色素の広がりと焼灼の広がりとを肉眼的には評価した。 固定された標本は、岡山大学医学部放射線医学教室内で、ヘマトキシリン・エオジン染色し、顕微鏡的に焼灼範囲の組織学的変化、焼灼範囲内の細胞の凝固壊死の程度など評価した。以上の動物実験を、3-4回に分割して行い、平成17年度中に本研究の動物実験の全てを終了した。 これらの動物実験から得られるデータをまとめ、郷原英夫と向井敬が、国内学会において発表した。
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