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2006 年度 研究成果報告書概要

食道癌センチネルリンパ節マッピングのための経内視鏡的CTリンパグラフィの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17591273
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関山口大学

研究代表者

藤田 岳史  山口大学, 医学部附属病院, 講師 (50335733)

研究分担者 松永 尚文  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40157334)
清水 建策  山口大学, 医学部附属病院, 助手 (80363109)
山本 滋  山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (30289178)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
キーワード食道癌 / センチネルリンパ節 / CT / リンパグラフィ / 造影剤
研究概要

犬を使用した基礎実験により、経内視鏡的CTリンパグラフィを行うのに最適な造影剤の投与量や撮像タイミングを検討した。実験結果に基づいて本法を、外科医と共同で早期食道癌手術予定の患者に対して行い、手術中に本法で描出、同定されたセンチネルリンパ節を探し同定して、他のリンパ節ととともに摘出し、病理学的に腫瘍細胞の有無を検討するfeasibility studyを行い、本法の早期食道癌センチネルリンパ節生検における有用性を検討した。CTリンパグラフィと手術を施行するにあたっては、患者には経食道内視鏡的CTリンパグラフィで起こりえる副作用や本法の有用性および手術に伴うリスク十分説明した上で、書面にて同意書を得た上で行った。CTリンパグラフィでは、食道腫瘍からリンパ管が描出され直接に流入するセンチネルリンパ節が描出された。手術では、術前に行われたCTリンパグラフィで同定されたセンチネルリンパ節が、比較的容易に正しい解剖学的位置に同定され摘出された。リンパ節の病理標本では、9例中3例でセンチネルリンパ節のみに腫瘍細胞が認められ、2例ではセンチネルリンパ節と近傍のリンパ節に、残りはいずれのリンパ節にも腫瘍細胞は認められなかった。この結果から、CTリンパグラフィが早期食道癌患者のセンチネルリンパ節のマッピングと生検に有用な方法であることが示唆された。本法の研究成果の一部は、平成17年にリンパ学に投稿し掲載された。現在、欧文雑誌に投稿するため準備中である。

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公開日: 2008-05-27  

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