研究概要 |
PET/CT(陽電子放射断層撮影併用CT)によるCT冠動脈造影と心機能の同時評価の研究を行うにあたって必要な複数の検査モダリティ(CT, MRI, RI)による心臓の解剖と機能に関する研究を行い,その成果を国内国外の学会で発表して議論を行い,また雑誌に論文として発表した. このうち特にCTについては,心臓の冠動脈を含めた解剖学的情報だけでなく多くの機能的情報が含まれていることに着目し,安静時だけでなく薬剤負荷による方法も開発して,心機能と心筋潅流の情報を引き出して,多くの学会で発表を行った. その主な内容は国際学会は,2005年6月22日23日にボストンで行われた6th International Conference on Cardiac CTでの発表(3D Image Fusion of Coronary Tree, Cardiac Function and Cardiac Perfusion.)(受賞:the award in recognition of an excellent scientific poster)と2005年11月27日から12月2日にシカゴで行われたThe 91st Scientific Assembly and Annual Meeting of the Radiological Society of North Americaでの発表("One-beat whole heart imaging" using the 2nd spec 256 - multislice CT : first clinical data.)(受賞:the Certificate of Merit award)である. これらに加えてPETによる情報を付加すべく学会などでの議論だけでなく,実際に愛媛県立中央病院におけるPET/CTについて共同で勉強を行った.
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