研究課題/領域番号 |
17591302
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
廣田 省三 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (20181216)
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研究分担者 |
中尾 宣夫 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10068471)
前田 弘彰 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (00388828)
小林 薫 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (70388817)
山本 聡 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (50411989)
上紺屋 憲彦 兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (00185985)
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キーワード | B-RTO / 門脈圧亢進症 / 胃静脈瘤 / 門脈大循環シャント / 食道静脈瘤 / 経カテーテル塞栓術 / PTO |
研究概要 |
1)平成18年度は、実施計画に基づき、平成18年4月〜平成19年3月まで計10症例の胃静脈瘤患者に対してB-RTOを実施した。検討は、除外基準をクリアした18例である。 2)B-RTO前後の肝予備能の変化は、Child-Pugh scoreが前後で1点以上上昇した症例が、9118例(50%)、点数変化はないが、前後とも良好であったのは、8/18症例(44.4%)、前後で不変あるいは悪化した症例は1/18例(5.6%)であった。 3)肝線維化マーカーについては、ピアルロン酸が増加した症例は、11/17例(64.6%)、低下した症例は、6/17例(35.3%)であった。4型コラーゲン(一部は、4型コラーゲン7S含む)については、増加した症例が、10/17例(55.6%)、低下した症例が、6/17例(35.3%)、正常1/17(5.9%)であった。(1例のみ測定できなかった。)PIIIPについては、上昇が12/17(70.6%)、低下が1/17(5.9%)、正常が4/17(23.5%)であった。HGFについては上昇が2/17(11.8%)、低下が4/17(23.5%)、正常が11/17(64.7%)にみられた。VEGFでは上昇が7/17(41.2%)、3/17(17.6%)、正常が7/17(41.2%)にみられた。 4)CTにおける肝体積については、12/17例(70.6%)でB-RTO後に増加した。(680.8-1304.1m1→745.7-1487.9ml)平均肝体積増加量は126.4ml(13.4%)であった。 5)肝腫瘍併存患者の腫瘍と肝予備能との関係については、肝癌合併があった5/18例(27.8.%)で、肝癌の有無にかかわらず肝予備能は良好を維持しているか点数が上昇した。肝癌合併患者では高率にB-RTO後にヒアルロン酸が上昇していた(4/5例)。
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