研究課題/領域番号 |
17591308
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研究機関 | 京都医療科学大学 |
研究代表者 |
笠井 俊文 京都医療科学大学, 教授 (70194701)
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研究分担者 |
向井 孝夫 京都医療科学大学, 教授 (40093322)
西谷 源展 京都医療科学大学, 教授 (30228184)
小田 叙弘 京都医療科学大学, 教授 (60460747)
赤澤 博之 京都医療科学大学, 講師 (10369655)
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キーワード | デジタルX線画像 / FPD(平面検出器) / X線受像器 |
研究概要 |
FPD(平面検出器)の使用にあたってはキャリブレーション(ゲイン、オフセット、画素欠損補正)は必須の日常作業項目である。キャリブレーションに用いるX線エネルギー(撮影管電圧)に対する画質特性を評価した。 結果は、(1)受像器(パネル)本体単独のときは、X線エネルギーの変化(管電圧40kv〜140kv)に対してもキャリブレーション後の画質は、noise power spectrumへの影響はなかった。(2)保護カバー+フォトセンサー+パネルを含めたオーバーオール評価では、キャリブレーションのX線エネルギーが高い場合、noise power spectrumは変化がない。低エネルギーX線によるキャリブレーションでは、RQA3、RQA5、RQA7、RQA9と線質(X線エネルギー)を変化させると、低周波数領域でnoise powers pectrumが大きくなった。 結語として、FPDを日常臨床で用いる場合のキャリブレーションは、なるべく高エネルギーX線(高い管電圧)で実施する必要があることが示唆された。 これらの研究成果は、日本放射線学会第64回総会学術大会(横浜)およびThe 8th Taiwan-Japan-Korea International Joint Conference of Radiological Technologists and The 41st Annual Meeting of ARTROC.で報告した。
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