研究課題/領域番号 |
17591374
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
木村 文夫 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (70334208)
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研究分担者 |
宮崎 勝 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (70166156)
吉留 博之 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (10312935)
大塚 将之 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (90334185)
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キーワード | 臓器不全 / cDNAマイクロアレイ / 抗TLR抗体 |
研究概要 |
[臨床的検討]肝切除症例の検討 <末梢血単核球のLPSまたは熱処理Staphylococcus aureus(S.aureus)刺激に対するgene expression profileとpro-inflammatory cytokinesおよびchemokines産生能の検討> <Flow cytometryによる末梢血単核球のCD14、TLR-2、TLR-4の発現の検討> 臨床的検討において、周術期における術後重症感染症および臓器不全合併例では対照に比較して、有意にpro-inflammatory cytokinesおよびchemokines産生能の上昇が認められた。次年度には、さらに症例数を追加検討する予定である。 [基礎的検討] CLP ModelとOBJ Modelを用いた臓器障害発症メカニズムの検討 #CLP mouse Model:盲腸の結紮穿刺により腹膜炎を起こし、肝障害および腎障害を誘導する。 #OBJ mouse Model:胆管結紮により閉塞性黄疸を起こし、Endotoxin投与により肝障害、肺障害を誘導する。 <末梢血単核球LPS刺激によるcytokines及びchemokines産生能> <障害臓器におけるgene expression profile> 基礎的検討においても、両モデルにおいて対照に比較して、有意にpro-inflammatory cytokinesおよびchemokines産生能の上昇が認められた。しかし、各臓器におけるcytokines及びchemokinesの発現分布に差があり、今後更なる検討課題である。
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