研究課題/領域番号 |
17591390
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
西尾 秀樹 名古屋大学, 医学部附属病院, 助手 (30345897)
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研究分担者 |
二村 雄次 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80126888)
梛野 正人 名古屋大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (20237564)
湯浅 典博 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (00303610)
小田 高司 名古屋大学, 医学部附属病院, 助手 (30311715)
江畑 智希 名古屋大学, 医学部附属病院, 助手 (60362258)
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キーワード | 肝再生 / 経皮経肝門脈塞栓術 / 類洞内皮細胞 / 持続伸展刺激 / シグナル伝達経路 / インテグリン / インターロイキン6 |
研究概要 |
1)血管内皮に対するstretch stressの基礎的検討:血管内皮細胞(HUVECs)をsilicone chamberに培養し持続伸展刺激を加え、各種阻害剤GRGDNP(integrin inhibitory peptide), LY294002(PI-3K inhibitor), U73122(PLCγ inhibitor), H7(PKC inhibitor)を用い、PLCγ,PKC又はNF-kBの活性における阻害実験を行い、integrin/PI3-K/PLCγ/PKC/NF-kBのsignaling pathway介しIL-6を分泌する事を明らかにした。又、これらのsignal伝達系には細胞内Ca2^+の上昇が必要であることも明らかにした。 2)Surgical non-stressラットPVE modelにおける肝細胞内signaling pathwayの検討:Surgical non-stressラットPVE model非塞栓葉の肝細胞においてNF-kBの活性(peak : 30min)、門脈IL-6mRNA(in situ hybridization法)の発現、STAT3の活性(peak : 2-3h)を確認した。PVE→(sinusoidal endothelial cell)stretch→NF-kB→IL-6→(hepatocyte)STAT3→liver regenerationのcascadeの存在を示唆していると考えられる。又、非塞栓葉の肝細胞におけるgp130(IL-6 receptor)の発現には変化を認めなかった。
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