研究課題/領域番号 |
17591395
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宮田 博志 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80362713)
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研究分担者 |
土岐 祐一郎 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (20291445)
安田 卓司 近畿大学, 医学部, 助教授 (10324782)
藤原 義之 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40314330)
瀧口 修司 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00301268)
寒川 賢治 国立循環器病センター, 生化学部, 部長(研究職) (00112417)
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キーワード | グレリン / 食道切除 / 胃切除 / 低体重 / 食欲中枢 |
研究概要 |
胃癌患者を対象とした『胃切除術後患者に対するグレリンの臨床効果に関するランダム化第II相臨床試験』は大阪大学医学部附属病院倫理委員会の承認を得ることができ実際の症例登録を開始した。平成18年8月に1例目の症例登録を行ってから平成19年2月現在までに計7名の症例登録を行った。グレリンの投与スケジュールとしては胃癌術後5日目から15日目までの10日間、グレリン3μg/kgを1日2回(朝、夕食前)点滴注射にて投与を行った。登録7例中3例は試験登録後に術後合併症(術後膵炎2例、腹壁ヘルニア1例)を認めたため試験を中止し脱落症例となったが、グレリン投与によると考えられる有害事象はこれまでのところ見られていない。プロトコールを完遂できた3症例(グレリン投与群2例、プラセボ群1例)については主要評価項目である食事摂取量と13C呼気吸収試験による排泄能検査と小腸吸収能(術後15日目に測定)の評価を行った。さらにグレリン投与による効果をみるためにグレリン投与前後で、体重、体脂肪率、基礎代謝量、VASによる空腹時スコア、血清GH値、血清アルブミン値、血清コリンエステラーゼ値、血清グレリン値、血清レプチン値、の諸項目の測定を行った。
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