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2005 年度 実績報告書

便潜血反応を凌駕する便・血液よりの大腸癌・膵臓・胆道癌のスクリーニング法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17591403
研究機関岡山大学

研究代表者

松原 長秀  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (70314672)

研究分担者 早津 彦哉  就実大学, 薬学部, 教授 (10012593)
清水 憲二  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10037286)
神原 健  岡山大学, 医学部, 客員研究員 (60379724)
キーワード遺伝子 / 癌 / 診断 / 臨床
研究概要

日本で健康診断の年間受信者はのべ6,700万人で、2003年度の便潜血検査検体数は約6000万検体である。しかしながら、便潜血に陽性者のうち実際に大腸癌が見つかる的中率は3%以下とされている。糞便中の遺伝子変異の同定が大腸癌の早期診断への応用は今まで試みられているが、いずれもDNAの抽出が課題で、精製までの過程が複雑であり、実用化にいたっていない。我々は実用化可能な独創的な方法論・技術を開発した。この方法論により、従来より迅速かつ鋭敏に遺伝子診断が可能となった。便中DNAに含まれる遺伝子プロモータのメチル化をDNAの抽出を経ずにbisulfite処理を行い、我々が以前より開発しているMethylation specific single PCR(MSSP)法(特許出願)で15の遺伝子・lociのプロモータのメチル化を検討した結果、現在4つの遺伝子に絞り込まれてきた(特許出願)。これらの特許はPCT出願した。このメチル化の測定によりほぼ正確に大腸腺腫および大腸癌を同定できることが明らかになった。この技術は岡山TLOより、ファルコバイオシステムズ株式会社に移転され、臨床応用が始まろうとしている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 産業財産権 (2件)

  • [産業財産権] 核酸増幅反応を行うための生物学的資料の処理方法2005

    • 発明者名
      永坂 岳司, 松原 長秀, 田中 紀章
    • 権利者名
      国立大学法人岡山大学
    • 産業財産権番号
      PCT出願、PCT/JP2005/22676
    • 出願年月日
      2005-02-13
  • [産業財産権] 遺伝子のメチル化検出方法及びメチル化検出による新生物の検査方法2005

    • 発明者名
      永坂 岳司, 松原 長秀, 田中 紀章
    • 権利者名
      国立大学法人岡山大学
    • 産業財産権番号
      PCT出願、PCT/JP2005/22671
    • 出願年月日
      2005-02-13

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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