研究課題/領域番号 |
17591512
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
平田 雅之 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30372626)
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研究分担者 |
吉峰 俊樹 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00201046)
加藤 天美 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (00233776)
依藤 史郎 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (80191675)
数井 裕光 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30346217)
貴島 晴彦 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10332743)
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キーワード | 言語機能局在 / 機能再建 / 脳律動 / 脳磁図 / 硬膜下電極 |
研究概要 |
(1)非侵襲的言語機能局在同定法の確立および侵襲的局在同定検査との比較 1)SAM法による言語機能局在評価 言語課題として従来からの単語黙読課題のほか、より検出力を高めるために自発的発語課題を用いて言語機能局在を調べている。また課題による違いを調べた。仮名と漢字課題の比較では、漢字で側頭後頭底面の脱同期が仮名より強いが、検出される部位に明らかな差はなかった。さらに単語に内在する感情的要素による影響を調べたところ、感情語では非感情語に比較して前頭前野、帯状回の反応を認めた。前頭前野の反応は感情語と非感情語で側方性が逆となることが明らかとなった。さらに感情語では中下前頭回の脱同期反応が強くなることが明らかとなった。これらの結果から、感情的要素により新たに感情に関係する領野の反応がでるが、言語機能局在の検出部位自体には差がないと考えられた。 2)慢性硬膜下電極刺激・術中覚醒下脳皮質刺激との比較 てんかん患者や言語領野病変患者に対して硬膜下電極留置を行い、慢性硬膜下電極電気刺激による言語機能局在同定を行い、SAMの結果と比較している。言語領野病変の覚醒下手術を行い、術中覚醒下脳皮質電気刺激による言語機能局在同定を行い、SAMの結果と比較している。これまでの検討では、現在の単語黙読課題は比較的よく言語機能局在を検出できるが、Broca野の最前方領域を検出できない傾向が明らかとなった。 3)神経脱落症状との比較 術前・術後にわたり経時的に神経脱落症状を評価し、一時的脱落症状、持続的脱落症状と機能局在検査の結果との比較をしている。 (2)言語機能発現にともなう局所的脳律動変化の時空間解析 ・言語領野に慢性硬膜下電極が留置されている患者を対象として、脳磁図と慢性硬膜下電極を用いて言語課題時の局所的脳律動変化の時空間分布を調べている。
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