研究分担者 |
後藤 薫 山形大学, 医学部, 教授 (30234975)
荻野 利彦 山形大学, 医学部, 教授 (60109436)
高原 政利 山形大学, 医学部, 准教授 (10236341)
武井 寛 山形大学, 医学部, 講師 (40292437)
小林 真司 山形大学, 医学部, 助手 (60312740)
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研究概要 |
方法 細胞培養;一昨年度報告した骨髄マクロファージの分離,培養法に従い骨髄マクロファージを分離,培養した. 壁吸着細胞の回収,チタン顆粒の添加;前年度報告したトリプシン-EDTAを用いて壁吸着細胞を回収しチタン顆粒を添加した. Reverse transcription polymerase chain reaction(RT-PCR)および定量的real-time polymerase chain reaction(PCR);チタン顆粒添加後0.5,1,3,6,12時間でISOGEN Kit(Nippon Gene,Co,Ltd,Toyama,Japan)を用いtotal RNAの抽出を行った.Super Script^TM III First-strand synthesis system(Invitrogen Corp,California,USA)を使用しRNAを逆転写しcDNAライブラリーを作成した.Light Cycler^(R) (Roche Diagnostics,Manheim,Germany)を使用し,matrix metalloproteinase (MMP)-9,cathepsin Kの特異的プライマーを用いてPCRを行った.内部標準としてGlyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase(GAPDH),外部標準としてhuman β-actionを使用して標準化した. 結果;チタン顆粒添加群/コントロール群で検討すると,骨髄由来培養細胞においてMMP-9のmRNAはチタン顆粒添加後6時間をピークとして最大6.7±6.7倍まで,cathepsin KのmRNAは5.8±2.1倍まで経時的に発現の亢進が認められた.チタン顆粒添加後12時間ではMMP-9は3.4±1.0倍,cathepsin Kは4.8±2.2倍と減少傾向が認められた.
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