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2005 年度 実績報告書

Lubricinの新たな機能とその関節炎病態における役割

研究課題

研究課題/領域番号 17591585
研究機関鹿児島大学

研究代表者

山元 拓哉  鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (40381157)

研究分担者 小宮 節郎  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30178371)
松山 隆美  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30145479)
キーワードlubricin / 関節リウマチ / 免疫学 / 蛋白質
研究概要

関節リウマチ(RA)患者および変形性関節症(OA)患者より関節液を採取し、Charらの方法に準じて陰イオン交換クロマトグラフィー、ピーナッツアグルチニン、抗Fibronectin抗体カラムなどを用いてLubricinを精製した。さらに精製したlubricinを家兎に投与し、ウサギ抗ヒトlubricin・ポリクローナル抗体を作製した。次に、以前我々が同定したsMSF遺伝子からsMSFリコンビナントタンパクを作製し、その抗体が認識するのを確認した。そしてRAおよびOA患者の関節液、作製した抗体を用いてウエスタン・ブロッティング法を行い、sMSFタンパクの発現を確認した。sMSFタンパクの発現は、OAと比較しRAに多く発現していた。以上を第50回日本リウマチ学会・学術集会にて発表予定である。現在、sMSFタンパクの分離・精製を進めており、以下の研究が進行中である。
(1)脊椎手術患者より得た骨髄から分離したヒト骨髄間葉系細胞(hMCSs)〜軟骨細胞への分化誘導系を確立しており、その系に精製したlubricinおよびsMSFタンパクを加えて軟骨細胞分化に与える影響について比較検討を行っている。
(2)人工関節置換術の際、関節軟骨を得てヒト軟骨細胞を採取し培養している。そこにlubricinおよびsMSFタンパクを加えて、軟骨細胞脱分化に与える影響について比較検討を行っている。
(3)正常人ボランティアより末梢血を採取し、単球・マクロファージを分離して破骨細胞への分化誘導系を確立している。そこにlubricinおよびsMSFタンパクを加えて破骨細胞への分化に与える影響について比較検討を行っている。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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