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2005 年度 実績報告書

腱・腱鞘再建後の機能予後向上への試み

研究課題

研究課題/領域番号 17591593
研究種目

基盤研究(C)

研究機関岩手医科大学

研究代表者

西田 淳  岩手医科大学, 医学部, 講師 (20198469)

研究分担者 嶋村 正  岩手医科大学, 医学部, 教授 (70162691)
キーワードExcursion resistance / Tendon / Pulley
研究概要

犬縫合腱に対するヒアルロン酸投与の効果(in vitro study)
犬後肢第2趾深指屈筋腱を切断後縫合し、annular pulley(人 A 2 pulleyに相当)との間の滑動抵抗を測定した後、ヒアルロン酸を投与し、腱・腱鞘間滑動抵抗に対するヒアルロン酸投与の効果を評価した。
まず切断前のintactな深趾屈筋腱をcontrolとするため滑動抵抗を測定した。次いで深趾屈節腱を切断し、4/0ティクロン糸を用いてKessler変法で縫合、更に6/0ナイロン糸で表層縫合を行った後、縫合腱とannular pulley間との滑動抵抗を測定した。その後縫合腱を0.1mg/ml、1mg/ml、10mg/mlのヒアルロン酸溶液に各々5分間浸漬した後、再度annular pulley間との滑動抵抗を測定し、滑動抵抗の変化を評価した。
縫合後腱・腱鞘間滑動抵抗は著明に増加したが、腱鞘間滑動抵抗はヒアルロン酸浸漬により、ヒアルロン酸の濃度依存性に低下し、10mg/mlヒアルロン酸液に浸漬後にはcontrol間との有為差は消失した。In vitro studyではあるが、縫合腱に対するヒアルロン酸投与の効果が期待できる可能性を示唆する結果が得られた

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Hyaluronic acid diminishes the resistance to excursion after flexor tendon repair : an in vitro biomechanical study.2005

    • 著者名/発表者名
      Akasaka T, Nishida J, et al.
    • 雑誌名

      J Biomechanics 38

      ページ: 503-507

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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